ニュースがわかる2021年9月号より
世界文化遺産への登録が勧告された北海道・北東北の縄文遺跡群。それらについて調べてみると、縄文人たちの高度なくらしぶりが浮かび上がってきました。
ぜひ現地に行って、実物を見てみたいものですね。
充実していた縄文ライフ
今から約1万5000年前に始まった縄文時代は1万年以上続きました。縄文は日本固有の時代で、世界史では新石器時代に当たり、アジア大陸やヨーロッパでは農耕や牧畜が始まっていました。
それでも縄文の人々は、定住してシカやイノシシを狩ったり、丸木舟に乗って魚を捕ったり、木の実や山菜、キノコを採集したりしていました。土器やうるし製品のほか、大きな建造物もつくるようになり、祈りなどの高度な精神文化をつちかっていました。
キーワード【北海道・北東北の縄文遺跡群】
北海道、青森県、岩手県、秋田県の計17の遺跡で成り立っている。さまざまな遺構や遺物があり、日本人が農耕を始める前のくらしぶりを伝えている。(編集部)
この記事をもっとくわしく知りたい人は、バックナンバーも電子書籍で読めるプレミアム会員(490円)がお得!詳しくはこちら
紙で読みたい人はこちら