山はどうやって山になる?

山は、最初から山として存在していたわけではありません。雄大にそびえる山がある場所も、かつては平坦な土地でした。

では、どのようにして山は、「山」になったのでしょうか。

東京大学非常勤講師の左巻健男さんの著書『面白くて眠れなくなる地学』から一部抜粋してご紹介します。

山のでき方は、大きく分けて2つ

 1つは、「火山」です。
 火山は、地表からの噴火で流出した溶岩が冷え固まって積み重なり、だんだん高くなってできたものです。
わが国の火山で一番有名なのは、なんといっても富士山でしょう。

 富士山は、大きく分けて3回の爆発によって噴出し溶岩が積み重なって高くなった山です。

 もう1つは、「地面にしわが寄ってできた山」です。
下敷きを水平にもって両脇から押すと、ゆがんで山型になりますね。

わが国で2番目に高い山である北岳(きただけ/山梨県)は、地殻の動きによって両側からギュッと押される力(しゅう曲)がはたらいてできた山です。
北岳は、海底にたまった堆積岩(たいせきがん)からできており、火山ではありません。

海外では、北米大陸のロッキー山脈やインドとチベットの間にあるヒマラヤ山脈、ヨーロッパのアルプス山脈などが北岳と同じ原理でできた山です。

紹介した本はコチラ

タイトル:
面白くて眠れなくなる地学

著者:左巻健男
出版社:PHP研究所
定価:825円

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著者プロフィール

左巻健男(さまき・たけお)

1949年生まれ。栃木県出身。東京大学非常勤講師(理科教育法)。
千葉大学教育学部(理科)卒業。東京学芸大学大学院修士課程修了(物理化学・科学教育)。中学・高校の理科教諭を26年間務めた後、京都工芸繊維大学教授、同志社女子大学教授、法政大学教授を歴任。2019年より現職。専門は理科教育(科学教育)・科学啓発。
『面白くて眠れなくなる物理』『面白くて眠れなくなる化学』『面白くて眠れなくなる理科』(以上、PHP文庫)、『新しい高校地学の教科書』『新しい高校化学の教科書』(以上、講談社ブルーバックス)、『絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている』(ダイヤモンド社)など単著・編著多数。