私の周りには、相手の長所や素敵なところを見つけることがとても上手な方がいらっしゃいます。人のよい部分に気づけるのはひとつの素晴らしい能力です。そして、それを口に出して伝えられる人は、相手を心地よくできますし、何より素直で魅力的な人という印象になります。
しかし、これらが苦手な大人も意外と多いのです。人を褒めることができませんので、コミュニケーション力も十分ではなく当然、魅力的とは言えません。
お子さんの口から「○○くんて、絵がじょうずだね」「わぁ かわいい!」「○○ちゃんてすごいなあ」「おめでと―! よかったね~」など、素直に人を褒めたり認めたり、人の成功や成果を素直に称える言葉がすぐに出てくれるとうれしいもの。また、おうちに帰ったときに「あのね、○○くんってすごくお歌がうまいの」「○○ちゃん、やさしいのよ。大すき」などと話してくれると、我が子の素直さと澄んだ心を親としてありがたく感じますね!
そんな心を育む方法のひとつとして、その日に出会ったお友だちや大人の人、絵本に出てきた登場人物などの「いいところ」「素敵な部分」を一緒に思い出し、子どもの「いいところを見つける才能」を伸ばしてあげるのはいかがでしょう。家族みんなで順番に言い合うなど、ゲーム感覚を取り入れるのもおすすめです。
(『良家の子育て』第4章「コミュニケーション」より)
次回は2月17日配信予定です
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著者:諏内えみ


「マナースクール ライビウム」「親子・お受験作法教室」代表。皇室や政財界を始めとするVIPアテンダント指導などを経て、スクールを設立。豊富な経験に基づき、本物のふるまいや会話、上質なマナーの指導を行う。
本書のほか、『「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社)や『もっと!「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社)のベストセラーをはじめ、『世界一美しいふるまいとマナー』(高橋書店)、『一流女性のあたりまえ』(扶桑社)など著書多数。最新刊は『大人の若見せを叶えるしぐさとふるまい 一瞬で見た目が下がるアンチエイジング・メソッド』(大和書房)、『ディズニープリンセス 幸せをつかむマナー』(諏内えみ・監修、KADOKAWA)。