【ニュースがわかる2024年7月号】巻頭特集は「沸騰」する地球の未来

40年ぶり 国連総会が緊急特別会合

ロシアのウクライナ侵攻を非難する国連安全保障理事会(安保理)の決議案が25日、ロシアが「拒否権」を行使し、否決されました。安保理が常任理事国の拒否権行使などで機能しない時、どのような道が残されているのでしょうか。

◇「拒否権」行使で安保理が機能しない時は?

 安保理が常任理事国の拒否権行使などで足並みをそろえた対応ができず、「国際平和と安全」が揺らぐ事態になった場合に招集されるのが、緊急特別会合です。

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 国連安保理は27日、国連総会(加盟193カ国)の緊急特別会合を求める決議案を11カ国の賛成で採択。国連総会は28日、緊急特別会合を開きました。国連総会で緊急特別会合が招集されるのは25年ぶり、安保理の要請で開かれるのは40年ぶりのことです。

 緊急特別会合を求める決議案の採択には常任理事国の9カ国以上の賛成か、加盟国の過半数の賛成が必要で、常任理事国は拒否権を行使できません。また、国連総会ではどの国も拒否権を持ちません。一方で、総会決議には、安保理決議のような法的拘束力はなく、国際社会の意思表明といえます。

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