アフガニスタン西部ヘラート州で10月7日と10月11日に、マグニチュード(M)6.3の地震がありました。国連の機関は10月10日時点で、地震によってヘラート州の5地区で1万2110人が被災したと推計しました。(「Newsがわかる2023年12月号」より)
海外メディアによると、死者数は少なくとも2400人に上ります。災害当局は負傷者数を2000人以上と発表しました。
アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンは、がれきの中で救助活動に当たる人々の映像や写真を公開しました。アフガニスタンでは2022年6月にも南東部ホスト州で地震があり、1000人以上が亡くなりました。
タリバンが2021年8月にアフガニスタンの実権を握ってから2年以上が過ぎましたが、タリバンが臨時に組織した政権を正式に認めた国はありません。現地では国際的な人道支援が順調に進まないために食料危機が深刻化しており、今回の地震が事態を一段と悪くさせる恐れがあります。
国連世界食糧計画(WFP)アフガニスタン事務所の代表は「地震の影響や必要なことの把握に努めている。震災で壊れた通信システムの新設なども検討している」と話しました。
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