岸田文雄首相は4月8日から14日までアメリカを公式訪問し、4月10日に首都ワシントンでバイデン大統領と会談しました。(「Newsがわかる2024年6月号」より)
岸田さんとバイデンさんは、地域・国際情勢の緊張に対して日本とアメリカがこれまで以上に強いつながりを持って対応する姿勢を強調しました。
軍事力や経済力などを使って他の国への影響力を強めている中国の一方的な動きには強く反対しながら、話し合いも続ける方針を確認しました。また、バイデンさんは岸田さんが目指す日本と北朝鮮の首脳会談を早く実現することにも理解を示しました。
共同記者会見で、岸田さんは「日本とアメリカは世界的なパートナー(仲間)として真価を発揮すべきだ」と訴えました。バイデンさんも「日本とアメリカの同盟は全世界にとって道しるべとなっている」と述べました。
岸田さんは会談で、防衛費の増額など日本の防衛力を強めていく決意を伝えました。一方、バイデンさんは沖縄県の尖閣諸島について、日本とアメリカの安全保障条約に従ってアメリカが守るべき場所であることを改めて明言しました。台湾海峡の平和と安定の重要性についても一致しました。
会談後、共同記者会見する岸田文雄首相(左)とバイデン大統領=ホワイトハウスで4月10日、共同
上記画像をクリックすると「Newsがわかる2024年6月号」にジャンプします。
有料会員の方は電子書籍でご覧いただけます。