注目キーワード
  1. 中学受験
  2. 社会
  3. イベント
  4. SDGs
【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

注目高まる「代替肉」 「ニュース検定」がわかりやすく解説

 新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。

 2021年版「環境・循環型社会・生物多様性白書(環境白書)」に、「代替肉」が初めて取り上げられました。代替肉とは、大豆など植物性タンパク質を加工し、肉のような食感や味がする加工食品です。

 背景には、消費者の健康志向と環境問題に対する意識の高まりがあります。日本の食生活が豊かになる一方、動物性食品への偏りが目立ってきました。家畜を育てるのに必要な飼料は、生産・輸送に伴って二酸化炭素を排出します。家畜のげっぷには二酸化炭素より温室効果が高いメタンも含まれています。「何を食べるのかという選択も環境に大きな影響を与えている」と指摘される中、代替肉の開発が進んでいるのです。

 代替肉の価格は高いうえ、肉が持つ一部の栄養素は得られません。また、畜産業界にとっては減収になりかねないなど、健康面や経済面での懸念があります。

(「2023年版ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)」より)

 

  次回は2月23日に配信予定です。


 書影をクリックすると本の通販サイト「Amazon」のサイトにジャンプします


ニュース検定とは?

 「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。

 『ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「米国と国際秩序の行方」など27のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。

 検定の出題は、50分で各級45問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php