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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

国際協力の現場

世界では、全人口の8割以上の人が開発途上国で暮らし※、飢餓や貧困、紛争などの問題に直面しています。こうした途上国の現状をはじめ、世界には今、気候変動や感染症など、各国が力を合わせなければ解決できない課題がたくさんあります。世界の平和と安定を目指し、地球規模の課題に取り組む人たちの活動を通して、国際協力について考えてみましょう。※統計局「世界の統計2021」より(ニュースがわかる2022年2月号より)

世界に広がるJICAの取り組みとプロジェクトの事例

ネパール

地震からの復興を支える

ネパールでは2015年4月にマグニチュード7.8の地震が発生し、甚大な被害が出ました。 JICAは地震直後に調査団を派遣し、現地のニーズを調査するとともに、復旧・復興計画の策定、インフラの復旧・再建などを支援しました。耐震技術の普及も進めています。

ガーナ

母子手帳で健康管理

ガーナでは、乳幼児の死亡率削減、妊産婦の健康改善が課題です。JICAの協力で2018年に完成したガーナ母子手帳は、母子の健康状態を継続的に記録できるほか、食生活の改善に役立つ栄養の知識など、母親や家族に向けた健康情報も記載されています。母子をケアするヘルスワーカーの育成にも協力しています。

  政府開発援助(ODA)  開発途上国の経済や社会の発展を支援するために、政府または政府の実施機関が公的な資金(税金など)を用いて行う資金や技術面での協力のこと。ODAには、国連などの国際機関を通して支援する「多国間援助」と、途上国に直接支援する「二国間援助」があり、JICAは二国間援助を担っている。

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