戦争や紛争のない平和な世界、貧困のない幸福な人類の実現に向けて、具体的に動いている企業の一つが LIFULL です。日本最大級の不動産情報サイト「LIFULL HOME’S」を運営しています。企業活動を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。東京都千代田区立麴町中学校の生徒20人が、井上高志社長=写真上=から、ウェルビーイング(自分らしく幸せに生きる)な社会を、みんなで協力して実現するための取り組みについて聞きました。【大谷麻由美】
◆SDGs17の目標「パートナーシップで達成しよう」
○ 社会構造をバージョンアップさせて新たな社会システムを構築する。
○ テクノロジーを駆使して水や電気も自給自足のオフグリッドを実現させる。
日々の暮らしにそんなにお金を使わない限界費用ゼロの社会を目指す。
○ 自分らしく幸せに生きられるWell-beingな社会を作る。

「月刊Newsがわかる 2022年9月号」より
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◆課題
○ 住む
インスタントハウス……ドーム型の生地を空気でふくらませ、中からウレタン材を吹き付ける。数時間で乾燥したら完成。1年中、快適な住環境。
○ 暮らす、働く
LivingAnywhere……好きな場所で自由に自分らしく働き、暮らせる社会。場所、時間、お金の制約にしばられないで暮らす仕組み。遊休施設を利活用し、現在は全国34拠点で生活・ワーケーションができます。個人メンバー月額2万5000円。
○ 作る
VUILD……設計データを入力すれば、その通りに木材を削り出すことのできる機器を使って、地元の木材で家具や建築物を作る。目指すのは「建築の民主化」。
○ エネルギー……循環型・小規模分散型
○ 水
WOTA BOX……5段階のフィルターや紫外線照射、塩素添加といった従来の水処理に、独自の水処理自律制御技術を使い、排水の98%以上を循環利用。
○ 交通……次世代モビリティー(ドローンタクシー)
○ 教育……遠隔教育
○ 医療……遠隔医療
○ 食べる……フードテック
○ 通信

◆研究・開発・実験
ナスコンバレー協議会……社会課題を解決するために、産官学の参加型で新しい価値の創造に取り組む。栃木県那須町の広大なフィールド(東京ドーム170個分)で研究、イノベーション開発、実験を行います。
◆皆さんの声
野口明寛さん(1年)……海の上の家に住んでみたいです。その家では電気や水を自分で作れるようになっていて、畑で食料も栽培できるようにしたいです。
三原彩音さん(1年)……小さな問題からでも、一つ一つ周りに呼びかけたら解決していくことができるかもしれないと思いました。紛争には原因があるから、原因をちゃんと見極めて、それを止めるにはどうしたらよいか考えたいです。
◆LIFULL アジェンダ
・安心できる住まいと地域づくりを
・あらゆる価値観に寄り添う暮らしを
・自分らしく生きられる選択肢を
・豊かな地域のための強いつながりを
・暮らしと人生を支える人にサポートを
・多様性を認めあえる社会基盤を
・自然環境と地域社会に調和を
・社会課題を解決するイノベーションの促進を

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