アメリカのトランプ大統領は1月7日、地球温暖化対策のために結ばれた国際連合(国連)の気候変動枠組み条約(UNFCCC)をはじめ、合わせて66の国際枠組みや国連機関からの脱退を指示しました。(「Newsがわかる2026年3月号」より)
UNFCCCは大気中の温室効果ガスの濃度を安定させることなどを目的に結ばれ、198の国と地域が参加しています。全加盟国の対策への参加などを定めた「パリ協定」の前提となる条約です。世界第2位の二酸化炭素排出国であるアメリカが、すでに表明したパリ協定からの離脱だけでなく条約からも脱退すれば、温暖化を防ぐ国際的な取り組みを根本から揺るがすことになります。
トランプさんが今回、資金を出すのをやめることや脱退を命じたのは、国連関係では国際法をつくるのに大きな影響力を持つ国際法委員会のほか、国連女性機関、国連人口基金、国連大学——などが含まれます。「アメリカ第一主義」を掲げるトランプさんは、多くの国際枠組みや国連組織への参加や支援が「アメリカの国益(国や国民にとって最も大切な利益)に反する」と主張しています。
演説するアメリカのトランプ大統領=アメリカ・ワシントンで1月6日、ゲッティ/共同
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アメリカ 気候変動条約脱退へ
https://www.newsgawakaru.com/news/85415/