第17回夏季パラリンピック・パリ大会が8月28日から9月8日までの12日間、168の国と地域に難民選手団を合わせ、約4400人の選手が参加して開催されました。(「Newsがわかる2024年11月号」より)
今大会ではオリンピックと同じ「ジェンダー平等」が掲げられ、出場選手の45%が女性でした。
日本からは、海外開催では最多の175人(男子100人、女子75人)が参加。金14、銀10、銅17の計41個のメダルを獲得しました。金メダル数は東京大会(13個)を上回りました。
車いすラグビーやゴールボール男子は初の金メダルを獲得。車いすテニスでも男子シングルスの18歳、小田凱人選手、女子シングルスの上地結衣選手が初優勝しました。卓球女子シングルス(知的障害)ではパラリンピック初出場の21歳、和田なつき選手がいきなり頂点に立つなど若手の活躍も目立ちました。
国際パラリンピック委員会のアンドルー・パーソンズ会長は閉会式で「スポーツを超えて社会にある壁を打ち破るべきだ。競技場の外でも、障害者が教育を受けて働き、あらゆる場所で活躍できるようにするために」と述べました。

パラリンピック・パリ大会の閉会式に参加するため、スタジアムに入る日本選手団=フランス競技場で9月8日
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