静岡県の川勝平太知事(75)は4月10日、県議会議長に退職届を提出しました。(「Newsがわかる2024年6月号」より)
川勝さんは4月1日、県庁の新入職員への話の中で「県庁はシンクタンク(政策の決定や助言を行う機関)。野菜を売ったり牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違って基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たち」などと発言しました。この発言が職業差別に当たるという批判が高まり、6月に辞職する意向を示していました。
川勝さんは辞職を早めた理由を記者会見で「私の発言で県民に大変なご迷惑がかかっている。県政の空白を短くするということで今日提出した」と語りました。
川勝さんは2009年の知事選で初当選し、4期目。辞職に伴う知事選は5月9日告示、26日投開票で行われます。次の知事選について川勝さんは「候補者がすぐに出てきたのはありがたい。それぞれの候補の政策をよく聞き、投票率が高まることを期待したい」と述べました。
退職届提出後の記者会見を終え、引き揚げる川勝平太知事=静岡県庁で4月10日、共同
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