アメリカのバイデン大統領は12月12日、ロシアの侵攻が続くウクライナのゼレンスキー大統領とワシントンのホワイトハウスで会談し、「揺るぎない支援」を約束しました。しかし、支援を続けるための緊急予算案は、野党・共和党の一部の反対で成立のめどがつきませんでした。(「Newsがわかる2024年2月号」より)
ゼレンスキーさんは下院共和党トップのジョンソン議長とも会談しましたが、直接の話し合いは不調に終わったとみられます。
一方、ロシアのプーチン大統領は同月14日、モスクワで毎年恒例の大規模記者会見に2年ぶりに臨みました。ウクライナでの「特別軍事作戦」は目標が達成できていないとして、続ける意向を明言しました。
プーチンさんは3月の大統領選挙への出馬を表明しており、「戦時下の大統領」としてアピールする狙いがあるとみられます。対立が深まるアメリカとの関係については「ロシアは関係を構築する用意がある」と述べました。その上で、アメリカの「帝国主義(自分の国の利益や領土を他国を犠牲にして拡大する考え方)的な政策」が妨げになっていると一方的に批判しました。
毎年恒例の記者会見と質疑応答を行ったプーチン大統領=ロシア・モスクワで12月14日、新華社/共同
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