自民党派閥の政治資金パーティー裏金*事件が発覚後、初の国会議員の選挙となった衆議院東京15区、島根1区、長崎3区の三つの補欠選挙(補選)が4月28日に投開票されました。(「Newsがわかる2024年7月号」より)
唯一の与野党対決だった島根1区では、立憲民主党の元職が自民新人に勝利。自民は東京15区、長崎3区では候補者を出せなかったため3補選全敗となりました。岸田文雄政権下の補選で自民が全敗するのは初めて。衆議院の残り任期が約1年半となる中、政権にとっては痛恨の敗北です。
選挙結果を受けて、自民党の茂木敏充幹事長は党本部で記者団に「非常に逆風が強かった」「自民に大きな厳しい目が向けられている」と話し、政治改革や物価高対策などを通じて「信頼をもう一度回復できるよう努めたい」と語りました。
立憲民主党の泉健太代表は「政治改革を占う選挙だった。自民の改革案は全く駄目で信任を得られていない」と記者団に語り、早い時期に衆議院を解散して総選挙を行うよう求めました。

島根1区で当選確実となり喜ぶ立憲民主党の亀井亜紀子さん(中央)=島根県松江市で4月28日
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自民党派閥の政治資金パーティー裏金*事件が発覚後、初の国会議員の選挙となった衆議院東京15区、島根1区、長崎3区の三つの補欠選挙(補選)が4月28日に投開票されました。唯一の与野党対決だった島根1区では、立憲民主党の元職が自民新人に勝利。自民は東京15区、長崎3区では候補者を出せなかったため3補選全敗となりました。岸田文雄政権下の補選で自民が全敗するのは初めて。衆議院の残り任期が約1年半となる中、政権にとっては痛恨の敗北です。