北アフリカのリビア東部デルナ周辺で、9月10日から11日にかけて暴風と大雨による大規模な洪水が起きました。(「Newsがわかる2023年11月号」より)
地元メディアは、9月14日までに死者が1万1000人を超えたと報じました。行方不明者は約2万人で、国連の機関は約88万人が影響を受けていると公表しました。国連児童基金(ユニセフ)は、約30万人の子どもが影響を受けたと発表しました。近隣諸国の救助隊が活動を本格化させました。
最大の被災地デルナは、地中海沿岸の都市で人口約10万人。報道によると、大雨で山岳部の二つのダムが決壊し、濁流が市内に流れ込みました。リビア第2の都市ベンガジなどでも洪水の被害が出たとみられています。
リビアは2011年のカダフィ政権崩壊後、政治勢力が東西に分裂するなど混乱が続いています。海外メディアによると、仮に置かれた政権のドベイバ首相は、ダム補修の必要性を認識したと強調しました。さらに、ダム崩壊をめぐり捜査を始めるよう検察当局に指示しました。
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リビア東部で大規模洪水 ダム決壊 死者1万1000人以上か
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