気になる数字「3位」 失われたバブル後30年

週刊エコノミスト編集部が執筆する毎日小学生新聞「15歳のニュース」内コラム「これって経済? 」は、経済にまつわる数字を解説します。

今回の気になる数字は「3位」。運動会なら銅メダルがもらえます。何の順位なのかか詳しくみてみましょう。

 今回の気になる数字は「3位」。世界における日本の経済力の順位です。

 国の経済力は、国民一人一人が1年間働いて国内で新たに稼いだ金額の合計である「GDP」(国内総生産)で測られるのが一般的です。日本のGDPは2020年度(20年4月~21年3月)で約536・6兆円。ちなみに1位はアメリカで約2300兆円、中国が約1500兆円でした(いずれも20年)。

 GDPが前の1年間からどれぐらい増えたり減ったりしたかを「%」で示したものを、「経済成長率」といいます。日本は1955年度から73年度まで約20年間、経済成長率が平均でプラス10%程度と、世界が驚く高い成長を遂げました。

 一時は「ジャパン・アズ・ナンバーワン(日本が1番)」といった言葉もはやったことも。あまりの好景気に人々は浮かれ、経済は「バブル(泡(あわ)、あぶく)」のように膨らんでいきました。

 しかしバブルがはじけると、90年代前半からは成長ペースが鈍り、90年代後半からはプラス1%前後という低い経済成長率が続きました。こうした低迷を受けて、「失われた20年」や「失われた30年」などと呼ぶこともある。

 この先「失われた50年」となるのか、それとも新しい未来を切り開けるのか。日本の力が今問われています。


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