音楽家 坂本龍一さん死去
世界で高い評価 震災被災地を支援

音楽家の坂本龍一さんが3月28日に亡くなりました。71歳でした。坂本さんは1978年に「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を結成し、コンピューターを使った新しい音楽で話題になりました。近年は、被災地の復興支援に力を尽くしていました。(「Newsがわかる2023年6月号」より)

 音楽家の坂本龍一さんが3月28日に亡くなりました。71歳でした。

 坂本さんは1978年に細野晴臣さん、高橋幸宏さんと「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を結成し、コンピューターを使った新しい音楽で話題になりました。また、1983年公開の「戦場のメリークリスマス」でイギリスのアカデミー賞作曲賞、1987年公開の「ラストエンペラー」でアメリカのアカデミー賞作曲賞を獲得するなど、映画音楽でも高い評価を集めました。

亡くなった坂本龍一さん=東京都港区で2020年3月

 坂本さんは、2011年に発生した東日本大震災の被災地支援や、原子力発電所をなくそうという「脱原発」運動に長年取り組んできました。東日本大震災による福島第1原発事故後は「一刻も早く脱原発を」と訴え、音楽イベントを開始しました。震災を機に東北の若者らと結成したオーケストラで音楽監督を務めるなど、被災地の復興支援に力を尽くしていました。

 また、戦争放棄をうたう憲法9条を変えることに反対するなど、反戦平和や政治への関心が高かったことでも知られます。

 最後まで自然破壊を心配  環境問題にも取り組んでいた坂本さんは、東京・明治神宮外苑の再開発による自然破壊を心配し、2月24日付で小池百合子東京都知事に見直しを求める手紙を送っていました。手紙では「100年をかけて守り育ててきた貴重な神宮の樹々を犠牲にすべきではありません。あなたのリーダーシップに期待します」などと書いていました。

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