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【ニュースがわかる2024年6月号】巻頭特集は地震大国ニッポン 被害を減らすために

グローバルサウスとは 「ニュース検定」がわかりやすく説明

 新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。

 近年の国際社会では、アジアやアフリカ、中東、中央・南アメリカなどの新興国・途上国の動きが注目されています。日本やアメリカ、ヨーロッパなど主に地球の北半球にある主要国に対して、これらの新興国・途上国は南半球に多いことから「グローバルサウス」という総称で呼ばれます。どの国が含まれるかは曖昧(あいまい)ですが、インドは自らをグローバルサウスのリーダー役と称しています。

 グローバルサウスの国々の多くは、アメリカやロシアなどの大国同士の紛争から距離を取ろうとしています。ウクライナ侵攻を巡っても、ロシアの軍事行動を支持しない一方、ロシアに経済政策を科すアメリカやヨーロッパにも同調しない「中立」の立場を取る国が目立ちました。侵攻開始から1年の2023年2月の国際連合総会では、ロシア軍の即時撤退を求める決議が141カ国の賛成多数で採択されましたが、インドや南アフリカなどグローバルサウスの国々を含む32カ国は棄権しました。

 新興国・途上国の多くは、グローバル化に伴って起こる数々の問題のしわ寄せを受けています。例えば、新型コロナウイルスの世界的感染拡大の際にワクチンが十分に手に入らなかったり、ウクライナ侵攻の影響で食料や資源を不足したりする苦境が浮き彫りになりました。これらの国々の声に丁寧に耳を傾ける必要があります。

 

(「2024年度版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より)

 次回は4月10日に配信予定です。


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ニュース検定とは?

画像をクリックすると「ニュース時事能力検定試験」公式HPにジャンプします

 「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。 
 1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応のニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。 

 4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。 

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php