国によって言葉が違うのはなぜ?

世界にはたくさんの国があり、それぞれ話す言葉(言語)が違います。みんなが同じ言葉を話せば、どこへ行っても気持ちが通じるのに…と思ったことはありませんか? なぜ国によって話す言葉が違うのか考えてみましょう。

 世界で話されている言葉は、だいたい7000言語ほどあると言われています。世界の国の数が200くらいなので、一つの国の中でいくつもの言葉のある国が複数あるということです。特に多いのはオーストラリアの北側にあるパプアニューギニアで、約800もの言語が話されています。

 日本でも、関西弁や津軽弁のように、地域によって方言(ほうげん)があり、ほかの地域に住む人が聞いても意味がわからない言葉が存在します。これはもともと同じ言語でも、住む地域によって話し方が変わっていき、別々に発達していくためです。同じ言語を話す国の中でも言葉の違いが生まれるのですから、長い歴史の中で、それぞれ異なる環境に暮らしていると、話す言葉は自然とまったく違うものになります。

 今はインターネットやSNSなどがあり、世界の人々と交流できますが、昔は交通も発達していなかったため、異なる地域の人と簡単に交流することはできませんでした。長い年月よその人と交流がないと、その地域にしか通じない言葉がいくつもできます。それが今、世界中にたくさんの言語がある理由なのです。(編集部)