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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

ニュースっておもしろい!学び深発見「ランキングをどう見る?」

本誌巻頭特集では、都道府県の歴史や食べ物などをランキング形式で学びましたね。ここでは地図の覚え方やデータを見る時に気をつけることについて、ザッキー先生と一緒に考えてみましょう。

Bさん:地図を覚えるのって難しいよね。僕はいつも福井県と福島県がどっちだかわからなくなっちゃうんだ。いい覚え方はないかな?

Aさん:両方とも「福」がついて名前が似てるもんね。僕は好きなものとセットにして覚えているんだ。福井県は恐竜王国で、福島県はラーメンがおいしい!!

Cさん:なるほど~。私は青森のおばあちゃんの家に新幹線で行くから、東北の位置はバッチリ。九州は行ったことがないから、ちょっと自信がないな

ザッキー先生:みんなの覚え方はとってもいいと思うよ。実はおとなでも47都道府県の名前と位置を全部わかっている人は少ないんだ。一気に全部を覚えようとするより、「東京の隣は千葉・埼玉・神奈川・山梨」みたいに、小さい塊をつなげていくと覚えやすいよ。あと、自分とその土地につながりがあったり、地名の由来がわかったりするとイメージも浮かびやすいよね

Bさん:それなら僕は「食べ物ランキング」で県をマスターしようかな。リンゴは青森県だよね。ギョーザの第1位は栃木県だっけ?

Cさん:ギョーザが有名なのは宇都宮市じゃない? 最新のギョーザランキングだと静岡県浜松市が1位、宮崎市が2位みたいだよ。家計の年間支出額で比べているんだって

Aさん:「冷凍ギョーザや中華料理屋さんで食べた分は含まれない」って知らなかった! ランキングって面白いけど、データを集めた条件によって答えが変わりそうだね

ザッキー先生からのひとこと:いいことに気が付いたね。ランキングやグラフは、そこからさまざまなことを読み取ることができるけど、まず「何を根拠にして、誰を対象にしたランキングなのか」を考えてみるといいよ。そして、ランキングの順位だけをうのみにしないで、データの前提条件をきちんと確認するように心がけると、自分なりの分析ができるようになるんじゃないかな。

協力:日能研、イラスト:しばざきとしえ