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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

再生エネ普及の壁 「ニュース検定」がわかりやすく解説

 新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。

 脱炭素社会の実現に向けて、再生エネルギー(再生エネ)による発電を増やすことは急務ですが、課題もあります。

 例えば、風力発電など大きい設備は建設に時間がかかり、すぐには増やせません。再生エネの中でも比較的短時間で設置できる太陽光発電も、新たに導入するペースが落ちています。

 日本は国土に占める平地の割合が約3割で、ドイツやフランスの 約半分しかありません。こうした国土の特徴から山林を切り開き、斜面に大規模な太陽光パネルを設置する例も増えています。しかし、土砂崩れや景観の悪化などへの懸念から、地域住民からは設置反対の声も出ています。

 政府は2012年から再生エネの普及を後押しするため、「固定価格買取制度(FIT)」を導入しています。家庭や企業が再生エネで発電した電気を一定期間、決まった値段で電力会社が買い取る仕組みです。しかし、買い取りにかかった分のお金の一部は通常の電気料金に上乗せされるため、消費者にとっては大きな負担です。

(「2023年度版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より)

 次回は2月21日に配信予定です。


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ニュース検定とは?

画像をクリックすると「ニュース時事能力検定試験」公式HPにジャンプします

 「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。 
 1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『公式テキスト&問題集「時事力」基礎編』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。 

 4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。 

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php