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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

「グリーンフレーション」とは 「ニュース検定」がわかりやすく解説

 新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。

 近年、「グリーンフレーション」と呼ばれる新たな物価上昇の傾向が指摘されています。環境配慮を意味する「グリーン」と「インフレ」を合わせた造語で、脱炭素社会への移行に関連する物資(太陽電池は電気自動車の製造に欠かせない素材など)の価格が押し上げられることを意味します。

 背景には、企業に対して気候変動問題に配慮した経営を求める動きが世界中で広がっていることなどがあります。投資家が、環境(Environment)・社会(Social)・企業統治(Governance)に配慮する企業を選んで投資する 「ESG 投資」を活発化したり、欧米を中心に気候変動対策に逆行する事業から投資や融資を引き上げる「ダイベストメント」の動きが加速したりしているためです。

 脱炭素社会に向けた世界の取り組みは始まったばかりで、グリーンフレーションの傾向は今後もしばらく続くと予想されています。

 次回は2月2日に配信予定です。


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ニュース検定とは?

 「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。

 『ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「米国と国際秩序の行方」など27のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。

 検定の出題は、50分で各級45問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php