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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

日米同盟と在日米軍基地 「ニュース検定」がわかりやすく解説

 新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。

 日本はアメリカと日米安全保障条約を結んでいます。この条約に基づいて日本は、アメリカ軍(米軍)に施設や土地を無償提供しています。こうした在日米軍基地は全国に76カ所あり、うち31カ所が沖縄県にあります(2022年3月末時点、以下同じ)。面積で計算すると、基地の約70%が、国土面積では0.6%ほどの沖縄に集中しています。日本全体を守るための在日米軍基地ですが、基地による騒音や危険の負担は沖縄の人たちが負わされてきたといえます。

 沖縄の基地問題では長年、普天間飛行場(宜野湾市)が焦点になってきました。普天間飛行場は、周囲に住宅や学校などが密集し、「世界一危険な飛行場」とも呼ばれます。

 アメリカは1996年、返還を約束しましたが、代わりの飛行場を造ること(移設とも呼ばれます)が条件とされ、移籍先には名護市辺野古の沿岸部が選ばれました。

 政府は「辺野古移設が唯一の解決策だ」との立場で、2018年に沿岸部の埋め立て工事を始めました。しかし、県民の中には「それでは負担軽減につながらない」として県外移設を求める声も根強くあります。県は政府に、工事の中止を求めています。 

  (『2023年版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』より)

次回は8月19日に配信予定です。


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ニュース検定とは?

画像をクリックすると「ニュース時事能力検定試験」公式HPにジャンプします

 「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。 
 1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『公式テキスト&問題集「時事力」基礎編』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。 

 4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。 

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

「ウクライナ侵攻がわかる」 ニュース検定 特集ページ公開 

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について、2022年2月末から約3カ月間の動きをまとめた特集ページを、日本ニュース時事能力検定協会が公式サイトに特別に公開しています。

https://www.newskentei.jp/question.php