アメリカのトランプ前大統領が、ニューヨーク(NY)州の市民が事件を裁判にかけるかどうかを決める「大陪審」に起訴されました。アメリカ大統領の経験者が刑事事件で起訴されるのは初めてのこと。トランプさんは4月4日、NY市内の裁判所に出廷し、起訴された34件の重罪すべてについて無罪を主張しました。(「Newsがわかる2023年6月号」より)
◆犯罪を隠すために不正?
トランプさんは2016年にあった大統領選挙の前後に、不利な情報を隠すために秘密を知る人にお金を払い、その際に不正な会計処理をするなどした疑いが持たれています。
4月4日午後、NY市中心部マンハッタンの検察や裁判所がある建物に到着したトランプさん。現地メディアによると、法廷ではほとんど話さず、静かに無罪を主張したそうです。