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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

中学受験の時事問題対策はどうしたらいいの?

今年一年のニュースを振り返りながら、中学受験の時事問題の対策法について、TOMAS(トーマス)松井誠さんにお話をお伺いしました。
『月刊NEWSがわかる総集編2023年版』で掲載した巻頭インタビューを抜粋)

1年を振り返りながら、基礎的なことを確認しよう

――今年は本当にさまざまなことが起こりました。松井さんの注目されているテーマは何ですか?

松井さん:今年は、2月に北京オリンピック、そしてロシアによるウクライナ侵攻がありました。5月は沖縄の本土復帰50周年、そして7月には参議院選挙。9月に日中国交正常化50周年を迎えました。

時事問題は、できごとそのものを答えさせるというより、それに関連する知識を問うものが多いんです。ロシアとウクライナの間で戦争が起こったが、ウクライナという国はどこなのか? 参議院選挙が行われたが、正式名称は何か?(答えは「参議院議員通常選挙」)、参議院の定数は何名か、その役割は何か? というように、おさえておくべき基礎的なことのほうが大切です。

理科系のできごとも

松井さん:それから、やはり理科分野のこと、たとえば天体や宇宙などについても興味を持ってほしいですね。「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰った石や砂の中には、アミノ酸が含まれていました。これは、生命の起源につながる大きなニュースでしたね。6月には、水星、金星、火星、木星、土星が一直線に並ぶ「惑星直列」も起こりました。

考えて、言葉で表現してみる

――ニュースをひとつの入り口にして、基礎をおさらいすればいいのですね。

松井さん:そうですね。また、中学入試は、その上の大学入試に大きな影響を受けています。近年の大学入試では、知識があるのはもちろん、きちんと自分の頭で考えて、言葉で表現し、自分以外の人と対話できる力をもってほしいという問題が増えてきています。中学入試にもその傾向が少しずつ表れてきています。特に難関校とよばれる学校の入試問題は、国立大学の二次試験によく似ているんです。

TOMAS(トーマス)入試対策本部 本部長 松井誠さん

親子の会話が一番

――そういう問題にはどうやって対策を立てればいいのでしょうか?

松井さん:毎日ひとり机に向かう受験勉強の中で、時事問題を学ぶことは、親子で一緒にできる、数少ないことのひとつです。新聞や雑誌、テレビのニュースで知ったことをテーマに、親子で話し合ってみれば、その話題はきちんと記憶に残ります。その日起こったことについて、では自分はどうすればいいのか、ということまで考えてみれば、すじ道を立てて考え、表現する練習にもなります。そして、一緒に夜空を見上げれば、そのまま天体の学びにもつながりますよね。

受験をしてよかった! と思える時間に

――ひとりで机に向かうだけではなく、家族みんなと協力して学ぶということですね。

松井さん:はい。受験勉強は本当に大変なことの連続だと思います。でも、自分なりに本気でやれば、必ず力になります。ひとつの目標に向かって、親子で泣いたり笑ったりするという機会は、実はあまり多くありません。あの学校に行ってみたいね、頑張ってみよう、という時間は、とても大切なものなんです。そして、やる気を出して、自分の行動をコントロールするという経験は、大人になって社会に出てからもきっと役に立ちます。ただそれは受験生の皆さんひとりではとてもむずかしいことです。ぜひお父さん、お母さんと協力して、乗り切ってほしいなと思います。 お父さん、お母さんもお子さんとの会話を通して、受験生を支えてあげてください。ニュースに出てくるような話題には「これが正解」というものがないことが多いんです。そんな時、大人の考えを押しつけずに、まずは自由に意見を出し合って、考える力を一緒に育んでほしいと思います。

教えてくれた人

TOMAS(トーマス)

男女御三家中、医学部医学科など最難関への実績・ノウハウを有する進学個別指導塾。「ホワイトボード付き個室での完全1対1個別指導」という独自の指導スタイルや志望校から逆算した個別カリキュラムに定評がある。最難関中学受験コース「Spec.TOMAS(スペックトーマス)」も開設。首都圏全96校。

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