富士通やJR東日本などは6月15日、駅のホームのディスプレーを使い、耳が不自由な人に電車の発着音や駅員の声などを文字や手話で伝える実験を、JR上野駅(東京都台東区)で始めました。電車が走る音を「ガタンゴトン」、発車のベルを「ルルルル」と表示するなど、さまざまな音を人工知能(AI)が文字に変えて表示します。
音などを表現する言葉「オノマトペ」にちなんで新サービスは「エキマトペ」と名付けられました。駅員が専用マイクで話す声のトーンに応じて文字の大きさが変わるほか、発着情報に手話の映像を取り入れています。災害や急な事故による運休や遅れなどのアナウンスを目で確認できるようにして、耳が不自由な人にもちゃんと案内が伝わるようになることを期待しています。実験は12月まで続きます。(2022年6月17日毎日小学生新聞より)
*毎日小学生新聞のスタンプラリーと連動してきた「毎小鉄道がわかる」シリーズはおわります。
毎日小学生新聞は7月21日から9月20日まで、「鉄道開業150年」のスタンプラリーを展開中。毎日、紙面に掲載されるスタンプを専用台紙(7月21日、22日毎日小学生新聞)に貼って応募すると、応募者全員の名前が紙面に掲載(希望者のみ)されるほか、抽選で電子辞書のプレゼントもあります。