【ニュースがわかる2024年7月号】巻頭特集は「沸騰」する地球の未来

世界遺産ってなに?日本にもあるの?

世界遺産(せかいいさん)は、国や民族をこえて世界みんなで守っていくべき大切な宝物のことです。世界的に貴重な建物や場所、自然などを人類みんなの宝物として決め、未来に残し、伝えていくために協力して大切に守る仕組みです。

世界遺産には3つの種類があります。

●文化遺産

記念物や建物、遺跡(いせき)など。エジプトのピラミッドや中国の万里の長城など。

●自然遺産

特徴的な地形や美しい風景、貴重な動植物の生息地などを含む地域。美しいサンゴが広がるオーストラリアのグレート・バリア・リーフなど。

●複合遺産

文化遺産と自然遺産、両方の価値があるもの。ペルーにある15世紀の遺跡・マチュピチュなど。

日本では、奈良県の法隆寺や兵庫県の姫路城、鹿児島県の屋久島など、現在25件(2021年7月現在)が登録されています。

世界遺産に登録(とうろく)されるためには、まずは国が世界遺産にしたいところをリストにして、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)に提出します。その中から、1カ国で1年につき1件までユネスコに推薦(すいせん)します。ユネスコが現地調査などを行って、登録するかどうかを決定します。ユネスコは、教育や科学、文化などの活動を通じて、世界平和に貢献するために作られた国連の機関の一つです。日本を含む193の国と地域が加盟しています(2022年4月現在)。

日本では、2023年に登録を目指す世界遺産の候補に、「佐渡島の金山(さどのきんざん)」を推薦しています。登録されるかどうかは2023年に開催されるユネスコ世界遺産委員会で決められることになっています。なお、2022年の世界遺産委員会は6月19日から30日にロシアのカザンで開催される予定でしたが、ロシアによるウクライナ侵攻によって開催地を変更したほうがいいという意見がたくさん出たため、期限を決めずに延期することが発表されました。(編集部)※世界遺産の法隆寺=斑鳩町の法隆寺で2022年6月撮影