縄文人はスーパースター!?【月刊Newsがわかる11月号】

未来の仕事図鑑 水族館の飼育員

水すい族ぞく館かんの生いき物ものが元げん気きに暮くらせるように、飼し育いく環かん境きょうを整ととのえ、健けん康こう管かん理りをするのが飼し育いく員いんです。すみだ水すい族ぞく館かんでは昨さく年ねん6月がつ、同どう館かん初はつとなるオットセイの赤あかちゃんが誕たん生じょうしました。その飼し育いくを担たん当とうする中なか島じま有あり奈なさんに話はなしを聞ききました。(「Newsがわかる2023年6月号」より、文章中の所属、肩書などは掲載当時のものです)

 命いのちの誕生たんじょうに感動かんどう

 赤あかちゃんの名な前まえは「アテナ」です。オットセイの出しゅっ産さんに立たち会あうのは初はじめてでした。必ひっ死しで産うもうとする母はは親おやの姿すがたと、おなかから出でてこようとする赤あかちゃんの生せい命めい力りょくの強つよさに、「命いのちの誕たん生じょうってすごい!」と心こころが震ふるえました。産うぶ声ごえを聞きいた瞬しゅん間かんは、感かん動どうのあまり涙なみだがあふれました。

 順じゅん調ちょうに成せい長ちょうし、展てん示じエリアに出でる練れん習しゅうも始はじめています。甘あまえん坊ぼうでかわいいですよ。毎まい日にちお世せ話わできて幸しあわせです。大人おとなのオットセイは4頭とういます。与あたえる魚さかなはシシャモ、サンマ、ニシンなどですが、一いっ頭とう一いっ頭とう、好すきな魚さかなも、切きり方かたの好このみも違ちがいます。栄えい養ようバランスを考かんがえつつ、それぞれの好このみに合あわせてごはんの準じゅん備びをしています。

 食たべる量りょうやフンの状じょう態たいを観かん察さつし、体たい調ちょうに異い常じょうがないか常つねに気きを配くばっています。けがや病びょう気きの場ば合あいに備そなえ、普ふ段だんからレントゲンなどの検けん査さ機き器きに慣なれるトレーニングもしていますよ。

昨年6月に生まれたオットセイの赤ちゃん「アテナ」

アテナにごはんをあげる中島さん

ペンギンのごはんの前に打ち合わせをする中島さん(左端)

 ペンギンの赤あかちゃんも

 展てん示じエリアにはペンギンが52羽わいます(4月がつ現げん在ざい)。一いち羽わ一いち羽わの顔かおと名な前まえ、性せい格かく、好このみまで、全すべて把は握あくしています。ペンギンも人にん間げんと同おなじように個こ性せい豊ゆたか。カップルを見み守まもるのも楽たのしいです。

 岩いわ場ばやプールは1時じ間かんに1回かい、こまめに掃そう除じして、いつも清せい潔けつにしています。プールの深ふかい部ぶ分ぶんは約やく3メートルあるので、潜せん水すいして掃そう除じをします。昨さく年ねんからペンギンの翼つばさの識しき別べつバンドに記き録ろく装そう置ちを取とり付つけ、1日にちの行こう動どうを記き録ろくする調ちょう査さを始はじめました。夜や間かんの過すごし方かた、季き節せつや雌し雄ゆうの違ちがいで行こう動どうに変へん化かがあるのかなど、研けん究きゅうが進すすめば、よりよい飼し育いく環かん境きょうの実じつ現げんにつながるはずです。

 ペンギンも3月がつに赤あかちゃんが生うまれました。名な前まえは「ぽんず」。6月がつ以い降こうの展てん示じプールデビューを目め指ざして、バックヤードで元げん気きに成せい長ちょう中ちゅうです。皆みなさんもぜひアテナとぽんずに会あいにきてくださいね。

ペンギンの赤ちゃん「ぽんず」(生後3日目)

 仕事に欠かせないもの ホイッスル   オットセイとコミュニケーションをとるために使います。例えば、レントゲンなどの検査機器に慣れるトレーニングで、飼育員の指示した動作(ペタッと伏せるなど)がきちんとできた時に「OK」の意味で吹きます。


取材・文:川久保美紀 写真:すみだ水族館提供

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