【ニュースがわかる2024年6月号】巻頭特集は地震大国ニッポン 被害を減らすために

知られざる研究の裏側を明かした稀有なエッセー

「週刊エコノミスト」で幅広いジャンルの本を紹介している「話題の本」コーナー。その中から、親子でも楽しめる、より深く知ることでタメになる本を厳選してご紹介します。

国立科学博物館で20年以上、海洋生物の生態や進化を調べるため海岸に打ち上げられたクジラやイルカなどの死骸を解剖してきた著者。

知られざる研究の裏側を明かした稀有(けう)なエッセーだ。

連絡が入れば全国に駆け付け、腐敗が進まないよう時間と闘いながら体を覆う毛をはぎ、骨を煮て標本を作る。

まさに汗まみれ、血まみれの日々が謎の解明につながっていると痛感。

話題の海洋プラスチックが胃の中で見つかっていることにはがくぜんとさせられる。

(「週刊エコノミスト」21年10月12日号『話題の本』より)

上の画像をクリックすると「エコノミストon-line」のサイトにジャンプします

紹介した本はコチラ

タイトル:
海獣学者、クジラを解剖する。
海の哺乳類の死体が教えてくれること
著者:田島木綿子
出版社:山と渓谷社
定価:1,870円

全国書店等にてお買い求めいただけます

書影をクリックすると本の通販サイト
「Amazon」のサイトにジャンプします

著者プロフィール

[著者]田島 木綿子(たじま・ゆうこ)

国立科学博物館動物研究部研究員。
獣医。日本獣医畜産大学獣医学科卒業後、東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻にて博士課程修了。博物館業務に携わるかたわら、海の哺乳類のストランディングの実態調査、病理解剖で世界中を飛び回っている。雑誌の寄稿や監修の他、率直で明るいキャラクターにテレビ出演や講演の依頼も多い。