「週刊エコノミスト」で幅広いジャンルの本を紹介している「話題の本」コーナー。その中から、親子で楽しめ、より深く知ることでタメになる本を厳選してご紹介します。
マレーシアに滞在し、教育情報を発信し続ける著者。
「まるで見本市のように世界各国の教育が集まって」いる、とかの国を評し、隔週インターナショナルスクールやオンラインを利用したSTEAM教育(科学・技術・工学・数学の頭文字を取り、国際競争力のある人材を育てる)を紹介する。
そして10年後の日本に向け、学校教育以外にも各種団体や地域が運営するホームスクールや、自宅から出ない独学など、子どもが自ら選べる多様性に向かうべきと示唆する。
(「週刊エコノミスト」22年3月29日号『話題の本』より)
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子どもが教育を選ぶ時代へ
著者:野本響子 出版社:集英社 定価:924円
本書の目次
第1章 日本の教育は今のままで大丈夫なのか
第2章 世界の教育にある大きな二つの流れ
第3章 「四つのC」を現場ではどう教えているのか
第4章 増え続ける独学者とSTEM教育
第5章 マレーシアと日本からみる国際教育の現場
終 章 誰にでも合う完全な教育は存在しない
著者プロフィール
野本 響子(のもと・きょうこ)
早稲田大学卒業後、保険会社を経てアスキー社で「MacPower」の編集に携わる。フリー編集者を経験後にマレーシアに移住し、現在はnoteなどで同国の生活や教育情報を発信。著書に『日本人は「やめる練習」がたりてない』(集英社新書)『マレーシア小・中・高校留学の基本知識』『マレーシアにきて8年で子どもはどう変わったか』(サウスイーストプレス)。