鎌倉はじめてストーリー【北条義時と鎌倉がわかる】

12月7日発売の「北条義時と鎌倉がわかる」から一部をチラ見せ。

私たちの身のまわりにあるものの中には、鎌倉時代から始まったものがいろいろあります。お茶、みそ汁、玄関・・・・・。そのルーツを探ってみましょう。

お茶】

お茶は禅宗と一緒に中国からやって来ました。日本に茶を飲む習慣を広めたのが、禅宗の僧、宋西(1141~1215年)です。源実朝が体調を崩したとき、薬としてお茶を贈呈しました。宋西が執筆した「喫茶養生記」という本は、「茶は養生の仙薬なり」という言葉から始まっています。

【みそ汁】

みそ汁の誕生にも禅がかかわっています。中国の禅僧の影響で、すり鉢が使われるようになり、粒みそをすりつぶしてお湯にとかすようになりました。みそ汁の登場で、「一汁三菜(主食、汁もの、魚の干物などのおかず)」という鎌倉武士の食事の基本が確立されたといわれます。

【羊かん】

お菓子の「羊かん」に「羊」という漢字が入っているのは不思議ですよね。鎌倉時代、中国から伝わった“羊かん”は羊の肉を使った料理でした。禅僧は肉をたべることが禁じられていたため、羊の代わりに小豆を使って作ったことが、現在の羊かんのルーツになったと考えられています。

【玄関】

玄関ももともと仏教の言葉です。「玄」は悟りの境地、「関」は入り口を意味し、「奥が深い仏の道への入り口」ということから、禅寺の入り口を指すようになりました。その後、公家や武士の屋敷にも玄関が取り入れられますが、庶民の家に玄関が登場するのは明治時代以降のことです。

本誌では鎌倉の文化も多数紹介しています。「北条義時と鎌倉がわかる」は12月7日発売!