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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

生徒や保護者の満足度トップは? 【首都圏オススメ私立中学ランキング③】

来年の中学受験も人気になりそうですが、この時期は受験勉強に力が入る頃です。同時に志望校を絞る時期でもあります。学校選びはいつでも迷うものです。そんな時に役立てたいのがエキスパートの意見。「サンデー毎日」と大学通信は首都圏の学習塾の塾長・教室長に緊急アンケートを実施。289学習塾がオススメする中学校はどこか、ランキングでご紹介します。

 表3の「生徒や保護者の入学後の満足度が高い」のトップは市川と渋谷教育学園幕張だった。次いで京華、城北、常総学院の順だ。偏差値が高くて第1志望入学者が多い学校と、入学後生徒を伸ばしている学校が入っており、二極化が読み取れる。

 表4の「入学時の偏差値に比べ、大学合格実績が高い」のトップは12年連続で京華だ。今年の実績を見ると一橋大3人、東京都立大4人、早稲田大6人、慶應義塾大8人、東京理科大7人合格だ。10年前には早稲田大4人、慶應義塾大1人、東京理科大3人で、伸びていることが分かる。2位は常総学院、3位は駒込、4位は横浜隼人、5位は開智未来と昌平だった。5位の埼玉の2校はともに東大に2人合格で、1人は推薦合格だ。

 次に表5の「最近、大学合格実績が伸びていると思われる」を見てみよう。トップは広尾学園、2位が今年から高校募集を中止にして完全中高一貫校となった本郷、3位は洗足学園、4位は渋谷教育学園幕張、5位は大宮開成だった。近年実績を伸ばしている学校と今年実績が高かった学校の両方が入っているのが特だ。

 10位の開智日本橋学園はもとは女子校の日本橋女学館だった。15年に開智日本橋学園中に変わり、共学となった。今年は中高一貫生の1期生が卒業し、東大1人、東京工業大1人、早稲田大15人、慶應義塾大7人合格などの実績だった。 【大学通信・安田賢治】


(「サンデー毎日」2021年10月3日号より)

次回は10月29日に配信予定です