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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

未来のトイレを考えてみよう!【うんち新聞1月号解答】

ニュースがわかる本誌では、「イチジク浣腸」で知られるイチジク製薬が、おなかの健康を考えるヒントやうんちにまつわるおもしろい知識を紹介する「うんち新聞」を連載しています。

1月号の「うんち新聞」では、成蹊中学校が2019年度入学試験の理科で出題した、ヒトのうんちに関する問題を取り上げました。食べ物がうんちになり、分解されて自然にかえるまでの流れや、トイレの役割を見つめ直す問題です。受験にうんちの問題が出されるなんて、ちょっと意外ですよね。記事では、なぜこのような問題を作ったのかを成蹊中学・高等学校の先生に聞き、実際の問題と一緒に紹介しています。

ではみなさんも、その問題に挑戦してみましょう!

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ヒトの「うんち」に関する文章を読んで、後の問いに答えなさい。

上の図は、ヒト(成人)1人が1日当たりどのくらいの量の酸素を吸って二酸化炭素を出し、食物を食べ体外に出し、また、水をのんで体外に出しているかの物質の流れを示しています。例えば、この人は食物1400gからうんちを140g出しています。

現在はうんちの多くは水洗トイレで水と共に流してしまいます。それは下水となり、下水処理場できれいにされてから川や海に流されます。江戸時代は水洗トイレではなく、くみ取り式と呼ばれるうんちを一時的にため、くみだす方法でした。そして、そのうんちをわざわざ買いにくる人がいました。それはうんちが畑の良い肥料となったからです。しかし、現在は寄生虫が広がるなどの問題があるため、ヒトのうんちを畑にまくことは禁止されています。

【問】

トイレは物質のじゅんかんを考える上でとても大切です。自然の物質の流れを考えたとき、どのようなトイレが好ましいと思うか、これからの未来のトイレを考え、1つ案を出してみてください。〈成蹊中学校 2019年入試問題より〉