世界に一つだけの靴を贈る「ゆめいろシューズプロジェクト」

ロシュから難病治療にがんばる子どもたちへ

世界有数のバイオテックカンパニーとして、今年創立125年周年を迎えたロシュグループ。その診察薬・機器事業部門の日本法人であるロシュ・ダイアグノスティックスが、難病の治療にがんばる子どもたちに、世界に一つだけの靴をプレゼントするプロジェクトを展開中だ。そこに込められた思いとは。

自分で描いたぬり絵がプロの手で本物の靴に

 医薬品事業と診断薬・機器事業を軸に、世界中の人々を支援しているロシュグループ。その一方で、がんや難病の子どもたちに手を差し伸べるため、社員が参加するチャリティー活動にも力を注いでいる。

 そうした中、日本で事業を展開するロシュ・ダイアグノスティックスが、昨年から横浜こどもホスピス(横浜市)、今年から新たにTSURUMIこどもホスピス(大阪市)を支援する活動を展開。今年も、難病治療中の子どもたちが靴の台紙に自由にぬり絵をし、それをプロのシューズ作家が手描きで本物のシューズに仕上げてプレゼントする「ロシュ ゆめいろシューズプロジェクト」を実施している。

 活動のきっかけについて同社コミュニケーション部門の小野綾部門長は、「ロシュグループは2003年から、社員の募金により子どもたちの支援を行っていますが、募金をNPOなどに寄付するだけでなく、私たちも子どもたちを支援できないかと考えました」と話す。

 また、シューズプロジェクトを選んだポイントについては、まず自分だけの靴を作るというオリジナル性があることに注目。さらに小野部門長は、「ぬり絵をする楽しさ、靴が出来上がるまでのワクワク感、届いたときの感動、実際に履いたときのよろこびなど、楽しみを何度も味わってもらえることです」と明快に話す。

 そして、家を離れて病気と闘っている子どもたちが、退院後にその靴で出かける自分を思い浮かべ、前向きに治療に取り組んでほしいという願いも込められているという。

 広報を担当する川口智実さんは、「活動を通し社会貢献できたことに加え、募金をした社員に動画で支援の様子を伝えることができ、社内的にも意義がありました」と話す。同じく酒井雅美さんは、「難病の子どもたちに少しでも楽しい時間を過ごしてもらえたことは、ヘルスケアに取り組む企業としてとてもうれしい。こうした支援の輪がもっと広がれば」と期待を込める。

 今年の「ゆめいろシューズプロジェクト」には、グループのロシュDCジャパンが参加したほか、一般からの寄付も役立てられている。そんな共感も社会に広げながら、CSR活動においても、人々のより健やかで自分らしい人生をサポートするという、ロシュグループのビジョンが実践されている。(編集部)