最大震度7を観測し、500人以上が死亡した能登半島地震は1月1日、発生から1年を迎えました。(「Newsがわかる2025年3月号」より)
石川県はこの日、輪島市の日本航空学園能登空港キャンパスで能登半島地震と昨年9月の能登豪雨で亡くなった犠牲者の追悼式を開催し、遺族や被災自治体の関係者、石破茂首相ら計445人が参列しました。参列者は地震が発生した時刻の午後4時10分に合わせて黙とうをささげました。
石破首相は追悼式で「被災者一人一人の気持ちを受け止め、生活となりわい(暮らしていくための仕事)の再建、被災地の創造的復興に政府一丸となって取り組んでいく」と述べました。
遺族を代表して、地震による家屋倒壊で父洋一さん(当時82歳)を亡くした小林由紀子さん(53)=穴水町=があいさつし、「突然の出来事に悲しみ、絶望感にうちひしがれた」と振り返りました。さらに、洋一さんから受け継いだ衣料品店ががれきの山に変わった被災状況や、店の営業再開を振り返り、「夫と共にこの店を守り抜く。それが父への感謝であり、地域の皆さんへの恩返しだと考えている」と語りました。
能登半島地震から1年となった「輪島朝市」周辺=石川県輪島市で1月1日、共同
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能登半島地震 追悼式を開催 発生から1年
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