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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

高市大臣「ねつ造」と関与否定
放送法めぐる総務省内部文書

3月3日の参議院予算委員会で、総務省が作ったとされる2014〜2015年の内部文書から、安倍晋三・元首相のころ、放送法を「政治的な目的」で解釈を変えたのではという質問が上がりました。当時の総務大臣だった高市早苗・経済安全保障担当大臣はこれに対し「ねつ造文書だ」と断言しました。(「Newsがわかる2023年5月号」より)

 参議院予算委員会で3月3日、立憲民主党の小西洋之議員が、総務省が作ったとされる2014〜2015年の内部文書をもとに、安倍晋三・元首相のころ、放送法について「政治的な目的」で解釈を変えたのではないかと指摘しました。

 しかし当時の総務大臣で、文書の中に安倍さんと電話で話したとされる内容が出てくる高市早苗・経済安全保障担当大臣は質問に対し「ねつ造※文書だ」と断言し、ねつ造でなければ国会議員を辞める意向を示しました。

※本当はないことをあるかのように偽って作り上げること

 総務省は3月7日、文書は全て省の公のものと認め、全文を明らかにしました。しかし、高市さんは自分に関する記述はねつ造という主張を崩しませんでした。

 さらに3月13日、総務省は2015年2月に職員が高市さんに放送関係の大臣レク(説明)を行った可能性が高いことを明らかにしました。これに対して高市さんは事実関係を否定し、「この時期に放送法の解釈や政治的公平について話した事実がないと自信を持って申し上げる」などと語りました。

参議院予算委員会で質問に答えるため手を挙げる高市早苗・経済安全保障担当大臣(右)。手前左は岸田文雄首相=国会内で3月3日

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