【ニュースがわかる2024年11月号】巻頭特集は世界が注目! アメリカ大統領選

改正入管法とは 「ニュース検定」がわかりやすく解説

新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。

 外国人の送還や収容のルールを定める「出入国管理及び難民認定法(入管法)」の改正案が2023年、成立した。国外退去を命じられても帰国を拒む外国人の長期収容を解消するのが狙いだ。

 改正前の法律では、難民認定申請中の外国人は事情を問わず強制送還を停止させる規定があった。 政府は、退去を命じられた外国人が難民申請を繰り返して滞在延長に利用しているとしてこれを問題視。改正法では、難民申請を原則2回までに制限し、3回目以降は申請中でも送還可能とする。

 一方で、こうした外国人を送還まで国(出入国在留管理庁)の施設(入管施設)に原則収容する規定を改め、収容せずに送還手続きを進める「監理措置」を導入。また、ウクライナのような紛争地域から逃れてきた外国人を難民条約上の難民に準じて保護する制度が新設された。

 難民申請中も送還できる規定を巡っては、日本の難民認定が極めて厳しい中で申請者を本国に送り返すと、本当に保護が必要な人を迫害の危機にさらしかねないとして国連機関などは見直しを求めている。 

(「2024年版ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)」より)

   次回は6月21日に配信予定です。


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ニュース検定とは?

 「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。

 『ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「平和な世界どうやって」など27のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。

 検定の出題は、50分で各級45問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php