リーダーシップを長年、研究している一條和生さんは「リーダーにふさわしくない人なんていません」と言います。先ごろ「16歳からのリーダーシップ」という本を共著で出版した一條さんに質問しました。(「Newsがわかる2026年2月号」より)
リーダーシップはどういうものですか? どうやったら身につきますか?
一條さん 「リーダーというのは特殊な存在で、自分はリーダーの器ではない」と思い込んでいる人が多いのではないでしょうか。「リーダーになるためには『長』がついた地位につかないといけない」と思うかもしれませんが、それはリーダーシップについての今の世界的な見方からすると非常にせまい考え方です。
リーダーシップの本質は「先頭に立つこと」です。だれでも好きなことや得意なことなら、先頭に立って生き生きと取り組めますよね。その時に発揮される「その人らしさ」がリーダーシップの発揮につながります。ただし、決して自己満足のためではなく、ほかの人のためになることでなければいけません。やりたいことをやって人の役に立つなら「長」になる必要はないでしょう。リーダーシップは人間としてすばらしい生き方を実現するものといえます。
だれかのリーダーシップをまねしようとするのは間違いです。「スティーブ・ジョブズのようにみんなをうならせる話ができないから、自分にはリーダーシップがない」と思うことはありません。
