日本に3万以上あるとされる城(城跡をふくむ)。江戸時代までにたくさんの城がつくられ、時代の流れの中でその多くがすがたを消しました。しかし、保存・復元され、今も人々に親しまれているものもあります。ファンが推す日本の城ランキングを紹介します。(協力:西東社、「Newsがわかる2025年2月号」より)
◆第7位 名古屋城(愛知県名古屋市)
推しの声:築城者が徳川家康だし、金のシャチホコがかっこいい。
◆第6位 松本城(長野県松本市)
推しの声:現存している天守があり、階段などもせまいが、昔を感じられるすばらしい城。
◆第5位 彦根城(滋賀県彦根市)
推しの声:夏休みのりょこうで行きました。大きくてかっこよかったです。
◆第3位 熊本城(熊本市)
推しの声:「武者返し」とよばれる、のぼってものぼってものぼりきれない石垣にびっくりした。
◆第3位 安土城(滋賀県近江八幡市・東近江市、建物は現存せず)
推しの声:織田信長が好き。ごうかな天主(天守のこと。信長の城に限り、本人が命名した「天主」を使う)がいい。本を見ながら『信長は何階に住んでいたんだろうね』と話して楽しんだ。

安土城天主の20分の1大の模型=滋賀県近江八幡市の安土城郭資料館で2020年
◆第2位 大阪城(大阪市)
推しの声:天守のまわりのきれいな緑と城の色定番の白、そしてごうかな金色で、とてもばえそう。日本最大級の高石垣や蛸石、大手門など、見どころ満載。

なにわのシンボルとして親しまれている大阪城=大阪市内で2020年、毎日新聞社ヘリから
◆第1位 姫路城(兵庫県姫路市)
推しの声:現存天守※1だということと、「はの門」や「にの門」※2(など、天守へたどりつかせないためのしかけがたくさんあっておもしろい。/戦いに備えたお城だけれど、形がとても美しいので好き。ここで千姫が幸せな結婚生活を送ったことも魅力。
※1:江戸時代以前に建てられた天守(城の最も高く、中心的な建物)を指すことば。残っているのは全国で12。
※2:姫路城には、守りを固めるための重要な場所に門が設けられている。昔の状態で残っている門は21。

1951年に天守などが国宝に指定され、1993年には奈良県の法隆寺とともに日本初の世界文化遺産に指定された姫路城=兵庫県姫路市で2021年、毎日新聞社ヘリから

入場者の多さランキングは、城の有料施設に入場した2023年か2023年度の人数で、城のサイトを運営する攻城団が発表したデータをもとにした。ただし、無料施設を含めると、金沢城(石川県金沢市の金沢城公園への入園者)が最多
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