新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
国連(本部=アメリカ・ニューヨーク)は、世界の平和や発展などを目指す国々の集まりです。第二次世界大戦を防げなかった反省から、1945年に設立されました。193カ国が加盟しています(2024年1月時点、日本は1956年に加盟)。事務局のトップで国連の「顔」である事務総長は現在、ポルトガル元首相のグテレスさんが務めています。
国連には総会や安全保障理事会(安保理)など、六つの主要機関があります。全加盟国からなる総会は通常、年1回開かれます。大国も小国もすべての国が対等で、投票で何かを決める時は、各国が1票ずつ投じます。
強い力を持つ安保理
国連の憲法とされる国連憲章は、国連の目的を「国際の平和及び安全を維持すること」と明記しています。その中核を担うのが安保理です。安保理は、平和を脅かす国に対する経済的・軍事的な制裁を決めることができ、その決定には国連の全加盟国が従う義務があります。
安保理は、常任理事国5カ国(アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国)と非常任理事国10カ国(任期2年)の計15カ国からなります。
日本は2023年から、12回目の非常任理事国を務めています。
(「2024年度版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より)
次回は8月21日に配信予定です。
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
次回の検定はいつなの?
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