アメリカ空軍の輸送用飛行機CV22オスプレイが11月29日に鹿児島県・屋久島沖で墜落し、乗っていたアメリカ兵8人全員が亡くなりました。合意しました。事故を受け、アメリカ軍は12月6日、すべてのオスプレイの飛行を取りやめると発表しました。機体に何らかの問題が見つかった可能性があります。(「Newsがわかる2024年2月号」より)
機動力あり長距離も飛べるオスプレイ
オスプレイは機動力とパワーを兼ね備えた輸送機です。ヘリコプターと飛行機のいいところを取り、発着の時はヘリのように上下動できたり、空中で停止(ホバリング)できたりします。上空では飛行機のように高速で長距離を飛ぶことができます。
オスプレイの種類は三つで、今回事故を起こしたCV22は空軍用です。テロ対応といった特殊作戦に使われるため、低空飛行や夜間飛行がしやすくなっています。ほかに海兵隊(アメリカ海軍省に所属する部隊で、戦闘や自然災害などの危機に素早く対応する)のMV22、海軍のCMV22があり、兵士の輸送などに利用されています。
アメリカ軍普天間飛行場にとまっているMV22オスプレイ=沖縄県宜野湾市で12月7日