国の政治の中心をになう自民党で、派閥(国会議員のグループ)が裏金づくりをしていた疑いが浮上し、捜査のメスが入りました。裏金とは、見えないところでやり取りされて、使い道が確認できないお金のこと。議員は政治活動にかかわるお金の流れを国などに報告し、公開することが法律で定められていますが、それをないがしろにして不正を働いた疑いがあります。(「Newsがわかる2024年2月号」より)
カグヤさんは政治ニュースで「派閥」ということばを聞いたことがあるかな? 自民党独特の、国会議員のグループのことで、リーダーの名前を取って「○○派」と呼ばれているよ。政治の志や政策に共鳴して集まった議員たちにリーダーが地位やお金を分け与え、人数を増やすことで影響力を強めていく目的があるの。
今回は、自民党の六つの派閥のうち、安倍派、麻生派、茂木派、岸田派、二階派の五つで、政治資金パーティーで得たお金を本当の金額よりも少なく報告していたことがわかったよ。