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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

生産量が過去最高!?知りたい!冷凍食品!

新型コロナウイルスの感染拡大以降、家で食事をする機会が増え、利用が拡大しているのが冷凍食品です。おいしくて多彩な品ぞろえで便利な冷食の世界を、冷凍食品ジャーナリストの山本純子さんに教えてもらいました。(「Newsがわかる2023年4月号」より)

◆家庭用の生産量が過去最高に

 冷凍食品といえば、少し前まではスーパーが弁当用を中心に安売りする商品という印象でした。2015年ごろから大手メーカーが冷凍チャーハンの開発に力を入れ、大ヒット。2017年からはコンビニでも冷凍食品を強化するなど、市場が大きくなっていきました。そうした中、2020年にコロナ禍が生じ、一気に購入が増えたのです。2021年には家庭用冷凍食品の国内生産量が過去最高を記録。初めて業務用を上回りました。

大手メーカーなどで作る日本冷凍食品協会は1969年設立。冷凍食品のさまざまな統計をとっている

◆専用売り場、続々と新設

 “冷食ブーム”の今、各地のスーパーやコンビニでは専用売り場が拡張され、百貨店には売り場が新設されています。さらに昨年の夏、冷凍食品だけで1500品目もそろえる専門店がオープンし、話題になりました。

 また、冷食を利用すれば食品ロスを削減できることからも注目が高まっています。多くの家庭では、生の野菜を買っても使い切れず一部を捨てることがありますが、冷凍野菜なら必要なだけ使い、残れば保存できます。

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