世界的な異常気象の原因となるエルニーニョ現象が4年ぶりに発生したとみられると、気象庁が6月に発表しました。ラニーニャ現象が終わってすぐの発生で、秋まで高温傾向が予想されています。(「Newsがわかる2023年8月号」より)

エルニーニョはスペイン語で男の子という意味で、ここでは「神の子」(イエス・キリスト)を示しています。
エルニーニョ現象は気象用語としておなじみですが、名づけたのは南アメリカ・ペルーの漁師たち。むかしからペルー沖では12月ごろから春まで海水温が上がり、魚が取れなくなることがありました。漁師たちはこのふしぎな現象をクリスマスの時期にちなんでエルニーニョと呼びました。