科学コミュニケーターの本田隆行さんと相棒のボットンが、日常のあちこちに潜む科学を探っていきます。今回は白黒模様に隠れた秘密とは?「バーコード・QRコード」をナゾ解き!(「Newsがわかる2024年6月号」より)

バーコードって、なんでピッてするだけで商品や値段がわかるのさ
よく白黒模様を見てごらん。黒い棒の太さや並び方が商品によって違わない?
ほんとだ。違う商品だと、形と並び方が違うんだね
黒い部分の太さや並び方で、どの国のどの会社のどの商品かを表してるんだよ
えええ、たったそれだけで?
レジの機械でここに赤い光を当てると、光の跳ね返り方が白と黒の部分で変わるよね。この違いで情報を読み取っているよ

最初の2桁が国番号で日本は49と45。メーカー番号には5桁と7桁のものがある。また、バーコードには13桁と8桁があり、8桁はメーカー番号4桁と商品番号1桁という構成

バーコードに赤い光を当てて読み取り、その反射した光(アナログ波形)を、デジタル波形に変換する。それをバーコードの規格に従いコード化することでさまざまな情報を表示する
だからピッてするところから光が出てたのか……!
白黒の棒(バー)で表す情報規則(コード)はみんな「バーコード」。実は買い物の時に使うもの以外に、100種類以上もバーコードがあるらしいよ
えーー! そんなにあるの!? 知らなかった!
ちょっと汚れたり破れたりしても、そこを避けて読み取れば大丈夫だし、印刷するだけでいいっていう手軽さもあるから、世界中で使われているんだ
バーコードって、実はすごかったんだねえ
でも弱点もあるんだ。たくさんの情報をバーコードで表示しようとすると、どんどん長くなっちゃう。シンプルだからこそ、情報の量に限度があるんだ
そうなの!? 万能ってわけじゃないんだね
そこで登場したのが「二次元コード」だ
二次元! なんだか科学っぽいね
QRコードって見たことあるでしょ? 縦と横に広げて情報を持たせる二次元コードの一つだよ
見たことあるある! スマホのカメラで読み込んだりするよね
日本の会社が1994年に発明したものなんだけど、これだとバーコードよりも小さなスペースに、100倍以上の情報をのせることができるんだって
えええ100倍以上!
しかもどんな向きでも読み取れるし、一部が欠けたり汚れたりしても数学的な方法でちゃんと正しい情報を取り出せるから、世界中で活躍してるんだよ
なんてとんでもない働き者なんだ……こっちの目が白黒しちゃうな

展示物の近くにある二次元コードをスマートフォンで読み込むと、展示物にまつわる動画やウェブページ、音声ガイドなどを手軽に利用することができる=2022年10月
イラスト:こばやし あさみ
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