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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

国連の役割とは?

国際協力には、国が行うODA以外にも、国際機関、NGO(非政府組織)、民間企業など、さまざまな組織がかかわっています。
国際機関とは、世界の国々が集まって、共通の目的を達成するためにつくる組織のことです。代表的な国際機関である国際連合(国連)の取り組みをみてみましょう。(ニュースがわかる2022年2月号より)

  政府開発援助(ODA)  開発途上国の経済や社会の発展を支援するために、政府または政府の実施機関が公的な資金(税金など)を用いて行う資金や技術面での協力のこと。ODAには、国連などの国際機関を通して支援する「多国間援助」と、途上国に直接支援する「二国間援助」があり、JICAは二国間援助を担っている。

◆国連の役割とは?

 第二次世界大戦が終結した1945年、国連は二度と戦争の悲劇を起こさないために創設されました。加盟国は2021年現在、193カ国。国連の役割は、世界の平和と安全を守ること国際的な問題を解決すること、そして、これらの目的を達成するために国々が協力するのを助けることです。

  日本のODA実績  日本のODAの実績は、1991年から10年間、世界1位だった。経済協力開発機構(OECD)によると、2020年の実績(暫定値)は前年比4.4%増の162憶6621万ドル(約1兆7366億円)でアメリカ、ドイツ、イギリスに次ぐ第4位。国の経済規模に対するODAの割合は0.31%で、OECD開発援助委員会に加盟する先進国29カ国中12位だった。

 総会、安全保障理事会など6つの主要機関があり、国際教育科学文化機関(ユネスコ)などの15の専門機関、補助機関などが置かれています。

ニュースがわかる2月号では、日本が途上国のためにお金や技術面で数々の国際協力の現場を紹介しています。ぜひ紙の本、または電子書籍でご覧ください。