【ニュースがわかる2024年6月号】巻頭特集は地震大国ニッポン 被害を減らすために

イチから学ぼう「脱炭素社会」

「脱炭素」という言葉を最近よく耳にしますね。
地球温暖化のせいとみられる異常気象が世界各地で起こっており、それを何とか食い止めるためのカギとなるワードです。
「脱炭素社会」とは何か、また私たちにできることなど、一緒に考えてみましょう。(「Newsがわかる 総集編 2022年版」より)

◇脱炭素社会とは?

 脱炭素社会とは、二酸化炭素を出さないことで、温室効果ガスを増やさないようにする社会のことをいいます。温室効果ガスとは、地球温暖化の原因と考えられるガス全般のことをいいます。その大半が「二酸化炭素」です。

では、なぜ脱炭素社会の実現が急がれているのでしょうか。

 それは、石炭や石油などの化石燃料をどんどん燃やして二酸化炭素を大量に出し、温暖化の進行を招きました。温暖化によって、南極の氷が解けて海面や水温の上昇によって生態系への影響や、豪雨や熱波、海岸浸食や高潮・高波、異常潮位といった、わたしたちの暮らしを脅かすような自然災害が起きています。

◇どう守る?パリ協定

  パリ協定  地球温暖化を阻止するための国際ルール。2015年にフランス・パリで開かれた国際会議で定められた。産業革命前からの気温上昇を2度未満、できれば1.5度に抑える目標をかかげ、21世紀後半に世界全体で温室効果ガス排出を実質ゼロにすることをめざしている。

 パリ協定で「気温の上昇を産業革命の前に比べて2度未満、できれば1.5度に抑える」と決められています。そのためには、脱炭素社会を実現させ、2050年までに温室効果ガスの排出を世界全体で「実質ゼロ」にする必要があります。

  産業革命  18世紀後半にイギリスで起こった工業の飛躍的発展。それまで人の手で行っていた仕事を、動力に蒸気機関を用いて機会化し、作業の能率を大きく上げた。

温室効果ガス排出を「ゼロ」ではなく、「実質ゼロ」とはどういう意味でしょう?
それは、温室効果ガスを絶体出さないようにするわけではなく、出したのと同じ量を吸収したり回収したりして、大気中に新たにため込まれる量を差し引きゼロにするということです。

◇目標達成にはほど遠く――

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