巻頭特集では、「領土とは何か」ということや、世界の領土問題について学びましたね。ここでは、「領土問題を解決するために、私たちに何ができるのか」を、ノーマ先生と一緒に考えてみましょう。


クラスの中のケンカなら、「両方の言い分を聞いてみよう」ってなるよね。だけど、給食のおかわりのもめ事はともかく、国同士の争いってややこしそう
クラスでは結局、押しの強い子の言い分が通っちゃうこともあるよね。でもさ、領土の争いで、強い国が力でほかの国を思い通りにするのはこわいな


やっぱり暴力じゃなくて、話し合いが大事だよね。話し合うにしても、ほかの国から信頼されて、応援してもらえる国じゃないと、うまくいかない気がするな
いい視点だね。歴史の中で国同士のルールや枠組みが作られてきたけれど、それをすべての国が守り続けるのはとても大変なこと。でも、「すべての国が納得してわかり合うのは無理」とあきらめずに、難しいからこそ解決策を探っていくことが大事だよ


それならAIに聞いてみるのはどう? 両方の主張をデータとして入れれば、どっちが正しいか、感情を抜きにして解決策を提案してくれるんじゃないかな
う~ん、AIって質問の仕方によって答えが変わるよね。それに自分たちに不利な解決策が出てきた時に、納得できない気がするよ


そうだよね。国と国との関係も、お互いが欠かせない存在になるのが第一歩かもね。だって国をつなぐのは、そこに住んでいる人間同士になるわけだからね
その通り! AIは過去のデータを集めて分析することは得意だけれど、まったく新しい解決策を生み出すことはできない。だから、みんなには新しい答えを自分たちで見つけてほしいし、お互いの主張を認め合う関係も築いてもらいたいな。「自分だけ、自分の国だけが得をすればいい」ではなく、世界中の人たちが幸せに生きるにはどうすればいいのか─その問いを考え続けてね。

協力/日能研 イラスト/しばざきとしえ