日本国憲法を味方にする【月刊Newsがわかる4月号】

第三回:スマホを見るときの「首の角度」が、学力テストの点数に関係するってホント?【なんで?どうして?科学でわかる!すごい姿勢】

 第三回目も、姿勢や体の動きの専門家である「理学療法士(りがくりょうほうし)」である理学ボディの菊田雄介先生と一緒に、その驚きのパワーを解き明かしていきましょう!※第一回第二回もご覧ください。

 「スマホを見るときの姿勢が、テストの点数に関係するかも…」 そんなことを言われたら、「まさか!」と思いますよね。でも、これには科学的な理由があるのです。
 第1回で、きみの頭は「ボウリングの玉」くらい重い、という話を覚えていますか?まっすぐ前を向いているとき、首はその重さを上手に支えています。
 ところが、スマホを見るために首を深くうつむいてしまうと、なんと27キログラム…つまり、きみのクラスの友達1人分くらいの重さが、たった7つの首の骨にかかっているのです!

 首は、脳と体をつなぐ、とても大切な通り道。ここには、脳に栄養や酸素を送る血管や、体のすみずみに命令を伝える神経がたくさん通っています。いわば、体にとっての「高速道路」です。

 この大切な高速道路が、重たい頭のせいで圧迫されて、いつも「渋滞」していたらどうなるでしょう。脳に届く酸素や栄養が減って、頭がボーッとしたり、記憶力が落ちたり…。
 体の専門家である理学療法士の先生たちも、「首の角度は、脳の働き(パフォーマンス)に直接関係する」と知っています。これでは、せっかく勉強したことも、なかなか頭に入らなくなってしまいます。
でも、大丈夫。ちょっとした工夫で、首の高速道路はスムーズになります。


脳を元気にする!「スマホ姿勢」2つのルール
① スマホは「目の高さ」まで上げる
顔を下げるのではなく、スマホを持つ腕を上げて、視線がまっすぐになるようにしましょう。これだけで、首にかかる負担はぐっと減ります。
② 30分に1回は「遠くを見る」
顔を上げて、窓の外など遠くの景色をぼーっと見てみましょう。固まっていた首や目の筋肉がリセットされ、脳への血の流れが新しくなります。
この2つを続けるだけで、「集中しやすくなる」「肩が軽くなる」など、体はきっと変わってきますよ。

 悪い姿勢の怖さがわかったところで、次回は良い姿勢を極めるとどうなるか、というお話。一流アスリートが大切にする「体の軸」の秘密を解き明かします!