テレビや新聞で頻繁に見聞きするようになった「SDGs」ということば。
改めて「SDGs」の意味や取り組みを、子どもたちと一緒に「月刊ニュースがわかる」を使って学んでみませんか?
2.「月刊ニュースがわかる」を活用しながら「SDGs」を学ぼう
1.はじめに――SDGsとは?
世界には、貧しさや争い、感染症、気候変動など、たくさんの問題があります。それらはどこかでほかの国ともつながっていて、決して他人ごとではありません。
「このままいけば、人間は地球で
暮らしていけなくなるかもしれない……」
そんなな危機感から、世界中のさまざまな立場の人々が話し合い、解決のために立てられた目標がSDGsです。「エスディージーズ」と読み、「持続可能な開発目標」という意味の英語Sustainable Development Goals を略したものです。
では「持続可能な開発目標」とは、具体的にどういう意味なのでしょうか。持続可能は「ずっと続けられる」という意味で、開発は「よりよい世界をつくる」こと。
つまりSDGsは、かけがえのない地球でこの先も私たちが暮らし続けられる世界をつくるための目標ということです。2015年の国連サミットで、貧困や飢え、不平等をなくす、豊かな自然を守る、みんなで経済成長を目指すなど17の目標が決められ、世界の国々が協力しながら2030年までの達成を目指しています。
17の目標
SDGsを達成するために、自分ひとりでもできることはいろいろあります。未来の地球のためになにができるか考え、行動することが大切です。
次頁では「SDGs」について、子どもたちと学ぶ方法をご紹介します。